環境省は8月2日、「平成28年度風力発電等に係るゾーニング手法検討モデル事業」のモデル地域に宮城県など4地域を選定したと発表した。選定されたのは、▽宮城県(県内全域と宮城県沖の海域をゾーニング地域に申請)、▽北海道八雲町(町内全域、北海道再生可能エネルギー振興機構と共同申請)、▽徳島県鳴門市(鳴門市沖の一部海域、自然電力・徳島地域エネルギーと共同申請)、▽長崎県西海市(島嶼を含む西海市全域とその周辺海域)--となっている。
同事業は、環境面だけでなく経済面、社会面も統合的に評価し、再生可能エネルギー(再エネ)導入を促進すべきエリアの設定などを行うゾーニング手法を検討するもの。今後、この4地域では、風力発電など再エネの導入推進と環境保全を両立するゾーニングの手法を検討する。今回の選定は、村山武彦・東京工業大学環境・社会理工学院教授が座長の選定委員会が審査した。