日立造船は7月1日、スイスの完全子会社Hitachi Zosen Inova AG(HZI)が英国で大型ごみ焼却発電設備の建設工事を受注したと発表した。新設備の処理能力は2030t/日(ストーカ式焼却炉、1015t/日×2炉)、発電出力は6万8800kWと1炉当たりの処理量は同社グループの実績中最大という。発注したのはエネルギー大手のSSE plcが出資する特別目的会社、Ferrybridge MFE 2 Ltd.(FM2)で、ウェストヨークシャー州のSSE所有のフェリーブリッジ発電所敷地内に建設される。竣工予定は2019年7月。
契約形態はフルターンキーで、HZIはこれが英国で9件目の受注実績となる。同発電所内には、HZIが建設した設備(出力6万7800kW)が昨年から稼動しており、この実績が評価され受注に結びついた。