2016/07/01 ニュース
ファーストエスコ、発電事業用地を壬生町に決定
 ファーストエスコは6月29日、検討中だった木質バイオマス発電事業の事業用地を栃木県壬生町に決定したと発表した。当初予定していた栃木県鹿沼市での事業を見直した結果で、▽東京電力から送電系統に接続可能という返答を得たこと、▽燃料が十分確保できること、▽林業関係や廃棄物処理など関連事業での経済振興が期待できること、などの点も併せて決定した。
 
 この案件は、壬生町に発電設備「壬生発電所(仮)」を建設して発電事業を行うもの。新設備は蒸気発生量約75t/時、定格出力1万8000kW、年間発電量約12万MWh(送電端出力)になる。平成29年春にも着工し、平成31年内には稼働する見通しで、設備の運営は同社が全額出資で設立した発電事業会社「アールイー鹿沼」(東京都中央区)が行う。