三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は6月28日、シンガポール環境庁(NEA)から蒸気タービンと発電機を各2基受注したと発表した。NEAが進めているごみ焼却発電設備案件のもので、廃棄物の処理量は3600t/日、発電出力は約12万kWとかなり大規模な設備となる。
ごみ焼却炉はストーカ式で、新設備は同国中西部のチュアス地区に建設される。新設備の建設と運営は三菱重工業と、現地の水処理・供給大手ハイフラックスが設立した特別目的会社が行う。設計・調達・建設はハイフラックスの子会社HydroChemが担当する。受注した機器類は、三菱重工環境・化学エンジニアリングを通じて納入される。他の機器類は、三菱重工の現地法人Mitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte. Ltd.などが納入し、2019年前半の稼働を目指す。