2016/06/27 ニュース
東邦銀行、約30MWのメガソーラー案件に76億円を融資
 東邦銀行は6月24日、富岡復興エナジー合同会社が実施する大規模太陽光発電事業向けに、総額76億2600万円の協調融資を組成したと発表した。同日に1回目の融資を行っており、2017年12月に予定されている設備の稼働などを支援する。
 
 同事業は、富岡復興エナジー合同会社が「富岡復興メガソーラー・SAKURA(福島県富岡町)」を建設し、発電事業を行うもの。新設備の出力は約30MW(太陽電池モジュールベース)と大規模なものになる。富岡復興エナジー合同会社は、県内の12市町村と電力会社などで構成する福島県再生可能エネルギー復興推進協議会と同事業で協定を締結。同行は被災地域の復興に寄与する事業であると判断し、福島県内の金融機関だけで融資を行うことにした。同行のほかにあぶくま信用金庫と相双五城信用組合が融資に参加し、同行の融資分は56億2600万円に上る。富岡復興エナジー合同会社はJR東日本エネルギー開発、福島発電、富岡町の共同出資で設立された発電事業会社。