中部電力は6月23日、上越火力発電所(上越市)で蒸気タービンの恒久対策工事が完了したと発表した。同発電所では、2013年4月9日に1号系列の1号蒸気タービンで動翼が自励振動で折損した。自励振動は、動翼に生まれる微小な振動が蒸気からのエネルギーで助長される現象で、同社は自励振動が発生しない蒸気タービンに交換。また昨年10月から1号系列の2号蒸気タービンと2号系列の2基にも順次対策を施し、同日に全ての蒸気タービンで対策工事が完了した。これで出力は本来の出力である59万5000kWとなった。上越火力は入口温度1300℃級のガスタービンに、2基の蒸気タービンを接続した多軸式コンバインドサイクルの発電プラント。事故機の1号蒸気タービンは2012年7月1日に稼働している。
2016/06/24 ニュース
上越火力の蒸気タービン対策工事が完了 中部電力
2016/06/22
2016/06/22
2016/06/22
2016/06/20
2016/06/20



