2016/06/22 ニュース
シーメンス、北海道で3.2MW型風車を16基受注
 シーメンス 風力発電&再生可能エナジー事業本部はこのほど、ジェイウインドせたな(東京都中央区)から風力発電機「D3プラットフォーム」(出力3.2MW)16基の建設を受注した。同時に、稼働後の稼働率保証など長期の保守メンテナンス契約も両社間で締結している。受注した設備は2018年中の稼働を目指す。
 
 今回の受注は、ジェイウインドせたなが建設する「せたな大里ウインドファーム」(北海道せたな町)向けのもの。受注した機種は、ギアボックスを廃しメンテナンス面などで効率性を高めた同社独自のダイレクト・ドライブタイプとなる。藤田研一・同社風力発電&再生可能エナジー事業本部長・専務執行役員は今回の受注で、「当社のダイレクト・ドライブ技術を初めて提供できることを大変光栄に思う。4月から日本でも電力の小売り全面自由化が始まり、風力発電など再生可能エネルギーへの期待もますます高まってきている。当社は引き続き、日本のエネルギーミックスのために、コスト競争力のある製品や最新のデジタル化ソリューションを提供していく」と述べた。ジェイウインドせたなは、電源開発と北拓が共同出資する発電事業会社。