環境省は4月7日、浮体式洋上風力発電の本格的な普及を促進するため、「低炭素型浮体式洋上風力発電低コスト化・普及促進事業」を実施すると発表した。効率的で正確な海域動物・海底地質などの調査手法、環境負荷が低く効率的な浮体式洋上風力の施工手法を同省の主導で確立する。同事業は再生可能エネルギーの導入の促進、温室効果ガス排出削減を図るため実施され、同省は5月9日まで同事業の実施機関を公募する。
同事業は、▽海域動物・海底地質などの調査促進事業は2年以内、▽低炭素型浮体式洋上風力発電設備施工手法低炭素・高効率化等促進事業は3年以内の終了を見込む。対象は民間団体、自治体、大学などで、これらが提出する提案が採択されれば経費の3分の2が同省から補助される。事業提案書は同事業の公募ページ(http://www.env.go.jp/guide/kobo.html)からダウンロードし、記入して提出する。申し込み・問い合わせは地球環境局地球温暖化対策課(直通03-5521-8339、代表03-3581-3351)で受け付けている。