2016/04/08 ニュース
岩谷産業、仙台市で水素ステーション着工へ

 岩谷産業は4月7日、村井嘉浩・宮城県知事と野村雅男・同社社長が「イワタニ水素ステーション 仙台」の建設に係る協定を締結したと発表した。新設備は年度内に竣工する予定で、同社にとっては東北初の水素ステーションとなる。外部から水素が供給されるオフサイト式の設備で、供給能力は300N立法m/時と1時間で6台の燃料電池自動車(FCV)を満充填できる。同社は液化水素貯槽や独リンデ製の水素圧縮機を調達し、近く設備を着工する。燃料の液化水素は、岩谷瓦斯千葉工場(千葉県市原市)の液化水素製造プラントから、タンクローリーで運搬する。同社は、宮城県は首都圏と東北全域を連結する要所として、宮城県内のFCVユーザーだけでなく、他の地方から東北地方に移動するFCVユーザーの利用も見込んでいる。