長野県の上伊那地域で、小水力発電を軸に再生可能エネルギーを活用する方策を研究する団体、「上伊那地域農業生産基盤再生可能エネルギー活用研究会」が4月22日に発足する。当日は伊那合同庁舎の講堂で発足式を開催し、併せて再生可能エネルギーや農業生産基盤の周辺状況、課題などを議論する予定。
この研究会は、農業用水路などを管理している土地改良区の維持管理を安定化させるため設立される。研究会には上伊那美和土地改良区など3か所の土地改良区、伊那市、駒ヶ根市の両自治体、県からは企業局南信発電管理事務所、上伊那地方事務所がそれぞれ参加する。同地域で再生可能エネルギーを普及するため設立された官民の合同組織、上伊那地域自然エネルギー普及協議会も推進団体として参加する。