2016/03/14 ニュース
東芝、ハウステンボス内ホテルに水素供給システムを納入
 東芝は3月14日、ハウステンボスの変なホテル第2期棟(ウエストアーム)に納入した自立型水素エネルギー供給システム「H2One」が稼働したと発表した。新設備は、太陽光発電、蓄電池、水素製造装置などで構成される複合システム。出力は54kW、蓄電池の貯蔵電力量は1.8MWh、温水供給量は最大24L/分となっている。夏季に太陽光発電設備が発電した電力の余剰電力で水素製造装置を稼働させ、水を電気分解する。この過程で製造した水素をタンクに貯蔵し、冬季に貯蔵水素を利用して純水素燃料電池で発電する。水と太陽光発電のみで年間を通じてホテル1棟12室分の電力を供給できるという。