2016/03/14 ニュース
レンゴー、尼崎工場にガスコージェネ設備を導入
 レンゴー(大阪市)は3月10日、尼崎工場(兵庫県尼崎市)にガスコージェネレーション設備を新設したと発表した。新設したのは5号、6号の設備で、川崎重工業製のガスタービンなどを採用した。定格出力は1万5780kW(7890kW×2基)、蒸気発生量は70t/時(35t/時×2)という。同社は新設備の稼働で、年間約3800tのCO2排出量削減も見込む。
 
 新設備は老朽化した既存設備を更新し、発電能力を向上するため建設された。発電と同時に廃熱を廃熱ボイラーで蒸気にして有効活用するシステムで、工場で使用する電力の約8割を自家発電で賄えるようになった。また、抄紙機の稼働状況に左右されない柔軟な運転が可能になったという。