神奈川県企業局は3月2日、日本ロジテック協同組合との売電契約を解除すると発表した。同組合に県営の谷ヶ原太陽光発電所（最大出力1MW）で発電した電力を売電していたが、企業局は▽今年4月からの小売電気事業者の登録申請を取り下げたこと、▽昨年12月分から電力料金が支払われず、今後の支払いにも明確な意思が示されなかったことなどから、2月29日付で契約を解除した。

 

　両者の契約期間は平成26年12月26日～28年3月31日となっており、宙に浮いた形の3月分は、4月から売電する予定の丸紅に売電する。企業局は、同組合に37.6円/kWhで売電していたが、現状で514万1743円の電力料金が支払われていない、また2月分として約360万円の未収分がこれに上乗せされる見通しで、今後は未収金の回収に努めるという。