2013/04/04 ニュース
河津町、公民館横の小水力発電設備が稼働

 

 神奈川県河津町が導入した小水力発電設備がこのほど運転を開始した。出力は現状で120~130Wで運転しており、発電設備の水車に水を供給する用水路からの水量を調整することで、80~90Wの運転も可能。上佐ケ野公民館の横に設置され、発電する電力は外灯に消費されている。今回の設備は、町内では初の導入となる。
 
 この設備は設計能力上、出力を上げることも可能だが、用水路の下流域が農地に直結しているため流量を調整して運転している。町は今年度、さらに小水力発電設備を他の箇所へ新設するための基礎調査に入る予定。具体的な機器の設備容量や導入候補地などは未定だが、公共施設の近隣地域や非常用電源として避難場所に近い場所に設置することも視野に入れているという。