富山県は県内で産出される木質バイオマスを利用する発電事業者を募集している。4月15日～24日の期間に企画提案を受け付け、5月上旬をめどに事業者を選定する。審査会で事業計画、経営計画・事業遂行能力、県内産業への波及効果・地域貢献の観点で総合評価を行い、事業者を決定する。県の予算額は14億円。

 

　今回の公募は、未利用の間伐材などの有効利用と低質材の需要先確保、再生可能エネルギーの導入促進と林業・木材産業の活性化・雇用創出を図るため実施する。今年度中に発電設備を着工し、平成27年3月末までに完成すること、4月1日から売電が開始できることなどが条件。燃料の木質バイオマスは、可能な限り富山県産を使用し50％以上が国産であることも条件で、燃料調達は3000円/立法m以内で県からの補助が受けられる。