2013/04/02 ニュース
自治体の関心は太陽光発電が88%、日本総研が調査

 

 日本総合研究所はこのほど、地方自治体が電力関連事業への関心度と関与の可能性をアンケート調査した結果を集計した。その結果、現在実施中か計画中の分散型発電は太陽光発電が88.1%と圧倒的に多く、電力の用途も自家消費が81.8%という結果になった。
 
 この調査は、昨年11~12月に47都道府県や人口30万人以上の市、被災地自治体173団体などの企画・政策部門を対象に行ったもので、310団体中159団体から回答を得た。回収率は51.3%。まず、電力関連事業への関心度では、「関心あり」との回答が都市部自治体で96.0%、被災地自治体で81.7%、都道府県度も96.3%と多かった。その理由は「住民の環境意識が高まっているため」が46.8%、「地元産業の創出・振興のため」が26.2%、「自治体としてのBCP(事業継続計画)を実現するため」が20.6%となった。
 
 電源の種類としては、太陽光発電が88.1%で最多となった。次いで水力が27.7%、風力と廃棄物バイオマスが18.2%と同率、コージェネレーションが17.0%、木質バイオマスが10.1%。地熱は0.6%にとどまった。電力の用途は「自家消費」が81.8%、「一般電力事業者への売電」が45.9%。「周辺公共施設への供給」は9.4%、「住宅への供給」「地域産業への供給」はともに1.9%と低率だった。「系統の電線網を用いたエネルギー需給調整」が6.9%、「自営線を用いたエネルギー調整」が5.7%との回答から、自前の送電網の未整備がネックになっていることが読み取れる。
 
 再生可能エネルギーや知育エネルギーマネジメントに対する取り組みでは、「公共施設への小規模発電設備導入」が都市部自治体、被災地自治体でそれぞれ62.5%、都道府県で37.5%だった。「地域エネルギーマネジメントの実施」は都市部自治体が18.8%、被災地自治体で17.2%、都道府県で8.3%だった。