2015/10/08 ニュース
東芝、ハウステンボス向け水素エネルギー供給設備を受注

 東芝は10月7日、ハウステンボスから自立型水素エネルギー供給システム「H2One」を初受注したと発表した。来年3月にオープンするスマートホテル「変なホテル」第二期棟に設置される。H2Oneは、エネルギーインフラが十分でない地域でも、再生可能エネルギーと水素で施設内の消費エネルギーを自給自足できるよう設計されている。夏季は太陽光発電で発電した余剰電力を利用し、水素製造装置で水素を製造して水素タンクに貯蔵する。冬季は、その貯蔵した水素で燃料電池を稼働させ、年間を通じてホテル1棟分の電力を賄う。今回受注したH2Oneは、水素を高密度で貯蔵できる水素吸蔵合金を水素貯蔵タンクとして搭載している。このため、従来の水素タンクと比べると、貯蔵タンクのサイズを10分の1以下に省スペース化している。