商工中金は10月1日、 湯遊つちゆ温泉協同組合(福島市)に、温泉造湯設備の拡充とバイナリー発電の冷却水給水設備の増設資金5000万円を融資したと発表した。同組合は、土湯温泉観光まちづくり協議会と共同で発電事業会社「つちゆ温泉エナジー」(同)を平成25年10月に設立している。つちゆ温泉エナジーは現在、発電端出力400KWの冷却式バイナリ―発電設備を11月の稼働予定で建設しており、発電した電力を全量東北電力に売電する。
新設備は、余剰温泉熱を活用し発電するもので、同組合は温泉の供給拡充と多量の冷却水を新設備に供給する。今回の融資はこの給水設備を増強するためのもの。