国土交通省は8月3日、「電気自動車による地域交通グリーン化事業」の公募を始めた。8月28日まで応募を受け付ける。同事業は、電気自動車(EV)で地域交通のグリーン化事業を行うもの。主に3大都市圏や観光地などで、他の地域や事業者のEV導入を誘発し、普及効果が期待できるような導入事例・先駆的事業に同省が補助する。補助対象事業は、応募した事業者の事業計画を外部有識者が評価し、その結果から決定する。

 

　燃料電池自動車(FCV)や4月9日の補助事業開始時に、地域連携や異業種連携での総合的事業などで発売後1年以内のEVを導入する場合は、導入する台数が1台でも支援対象となる。ただしタクシー事業の場合は、原則3台以上の導入が支援要件とされる。補助率は、▽EVバスとその充電設備・導入費用の半額、▽EVタクシー・トラックとその充電設備・同3分の1(車両本体価格の上限は600万円)、▽FCVタクシー・同半額、となっている。