2013/03/27 ニュース
徳島県、再生可能エネルギーの導入支援に3億円

 

 徳島県は、平成25年度予算案に昨年3月に策定した「自然エネルギー立県とくしま推進戦略」に沿った分散型発電の関連予算を盛り込んだ。25年度は、3か年にわたる同戦略のステップに当たる年として、8項目の新規事業を盛り込んでいる。
 
 新規事業は、和田島太陽光発電所建設事業(予算額5億2900万円)、地域への次世代エネルギー技術導入基盤整備事業(1945万円)、鳴門海峡で行われる模様の未来の自然エネルギー(潮流発電)活用基礎調査(300万円)など。このほか、小水力再生可能エネルギー導入推進事業(2000万円)、再生可能エネルギー等導入支援事業(3億円)も盛り込んだ。
 
 徳島県は、平成22年に実施したクリーンエネルギー賦存量・利用可能量調査で、新エネルギー・自然エネルギー全体の賦存量が5兆3500億kWh/年と試算。このうち風力は約1740億kWh/年、小水力の利用可能量は4100万kWh/年と見ており、小水力の設置可能地点(10kW前後)は県内に約1500か所あるとしている。バイオマスの場合は賦存量が年間約3億4000万kWh、利用可能量は1億2700万kWh/年としている。民間事業者向けの適地マップによれば、風力発電の候補地として県内の3か所、小水力は6か所を挙げている。