2013/03/27 ニュース
川口市、1500万kWhを現状の分散型電源に上乗せ

 

 川口市はこのほど、平成25年度~平成29年度までの5か年計画「かわぐちグリーン・エナジー戦略」を策定した。電力不足や電力コストの上昇などに強い、持続可能な市民生活、事業活動を基本として、「低炭素都市かわぐち」の実現のためのアクションプランとして策定したもの。
 
 戦略目標としては再生可能エネルギー利用の推進、省エネルギーの推進などの5項目を掲げている。再生可能エネルギー利用の推進では、 再生可能エネルギーによる発電量1500万kWh(約4300世帯分の年間消費電力)を現状の分散型電源に上乗せする。このため、3000件の戸建て住宅に太陽光発電設備の新設を促進し、小・中学校にも太陽光発電設備を設置。小水力発電設備導入のための調査・研究を推進するほか、廃棄物発電の高効率化、コージェネレーション設備の導入、地中熱や排熱など都市の再生可能エネルギー、燃料電池など新技術を積極的に取り込む。 
  
 省エネルギーの推進では、 建物や設備を改修して省エネ化を推進し、電力使用量を平成22年度比で20%削減する。