2013/03/25 ニュース
外務省、カンボジアの小水力発電に12億円の無償資金供与

 

 外務省は現地時間の3月21日、隈丸優次・駐カンボジア大使とハオ・ナムホン・カンボジア副首相兼外務国際協力大臣がラタナキリ州小水力発電所建設・改修計画の無償資金協力に関する交換公文に署名したと発表した。同計画の供与限度額は12億600万円。
 
 ラタナキリ州小水力発電所建設・改修計画は、山間部のラタナキリ州で小水力発電所(第1発電所)の建設と既設小水力発電所(第2発電所)の更新を行う。事業主体はカンボジア電力公社で、新設する小水力発電所の規模は300~1000kW。ダムの建設はない。水車や発電機などのキーパーツは、テグシガルパ市内給水施設小水力発電導入計画(ホンジュラス)同様に日本製品が使用される模様。外務省はこれにより、カンボジア地方部の電力安定供給に貢献するとしている。