2013/03/25 ニュース
倉敷市、ごみ焼却炉基幹改良で発電設備を更新

 

 倉敷市は、水島清掃工場基幹的設備改良整備運営事業で焼却炉と付属のごみ発電設備を更新する。3月18日に入札を公告し、参加申請は5月13日から3日間受け付ける。入札の開札は7月3日に実施し、予定価格は173億4268万円。今年9月に着工し平成29年3月の完成を予定している。
 
 水島清掃工場は供用開始から約20年が経っているが、大幅な延命化が可能として改良するもの。環境省の循環型社会形成推進交付金制度を活用し、CO2排出量の削減と、管理運営を委託して基本性能の発揮を両立する。ごみを階段状のストーカと呼ばれる機構で炉内に送り込むストーカ炉で、処理能力は150t×2炉。焼却処理時の余熱を利用して蒸気タービン発電機を駆動させ、工場、管理棟内で電力を使用するほか、余剰電力を電力会社へ逆送する。市の要求水準書では出力は3400kWとなっている。低圧蒸気を利用して温水を作る暖房用温水発生装置も設置する。