外務省は現地時間の3月18日、ホンジュラスの環境・気候変動対策「テグシガルパ市内給水施設小水力発電導入計画」の無償資金協力で、ホンジュラス側と交換文書に署名した。首都のテグシガルパ市で加來至誠・駐ホンジュラス大使とアルトゥーロ・コラーレス・ホンジュラス外務大臣が署名したもので、限度額は9億5200万円。
テグシガルパ市内給水施設小水力発電導入計画は、コンセプシオン浄水場、ピカチョ浄水場にそれぞれ出力400kW、270kw程度の小水力発電設備を整備するもの。水車、発電機などのキーパーツは日本製品の調達を想定している。日本側は流量データの確保、系統連系や日/季節毎の運用など発電設備の運営方針を確認する模様。これにより同浄水場の効率的な運営と再生可能エネルギーの利用促進を図る。また、調達面で日本企業の国際展開を後押しすることも目指す。