環境省は2月3日、風力発電の適地抽出を実践するモデル地域の公募を同日から始めたと発表した。3月3日まで募集する。「風力発電等に係る地域主導型の戦略的適地抽出手法の構築事業」の一環として募集するもので、同事業は自治体の主導で、発電事業者の事業計画の推進と環境配慮の両面から適地を抽出する手法を構築するもの。
モデル地域の選定は、応募があった地域から陸上、洋上、地域特性などを考慮し、モデル地域を3か所程選定する。応募できるのは自治体(複数でも応募可)と自治体・発電事業者の共同実施体。発電事業者単体での応募は受け付けない。委託額は1地域当たり4500万円以内(平成27年度の予算成立が前提)を予定している。モデル地域選定後、各地域で▽地域の環境特性や法規制など既存情報の収集、▽事業可能性の検証、▽関係者・関係機関との調整、▽環境配慮の検討、などを自治体の主導で行う。実施期間は平成27~28年度まで。応募書類の提出や問い合わせは日本環境アセスメント協会(TEL03-3230-3583(直通))で受け付けている。