2015/02/02 ニュース
JFEE、スマートアグリプラント熱源用に温泉掘削を開始

 JFEエンジニアリングは1月30日、北海道苫小牧市のスマートアグリプラントを拡張することを決めたと発表した。第三工場(1.0ha)を増設し、同社が開発中の高糖度トマト『スマートルビー』などの栽培・出荷を行う。このプラントの熱源には温泉熱を利用するため、このほど温泉の掘削を始めた。同プラントでは、ガスエンジンの排熱を熱源に利用する実証実験を行っており、2月中旬からバイオマスボイラーを熱源に利用するための準備を進めている。今回の温泉掘削は熱源を複合化し、プラントの立地地域で最も入手しやすく経済的な熱源を活用したプラントモデルを確立するため行う。同社は、温泉熱を利用できるようになれば、従来の温風暖房機などでの熱供給に比べ約50%のコストカット効果を見込めるとしている。