2015/01/05 ニュース
天童市で出力35kWの小水力発電設備が運開

 山形県企業局が天童市上下水道事業所(山形県天童市)の八幡山配水池敷地内で建設していた小水力発電設備「天童量水所小水力発電所」がこのほど竣工し、1月1日から営業運転を開始した。同設備の概算事業費は約1.5億円。同設備は天童量水所の西川浄水場~天童市八幡山配水池の送水管の落差を活用して発電する設備で、最大出力は35kW、最大使用水量は0.226立法m/秒、年間発電量は 約25万kWh。水車には田中水力製のインラインリンクレスフランシス水車、発電機には八幡電機精工製の誘導発電機をそれぞれ採用した。詳細設計はニュージェックが行い、施工はシスモが実施した。同設備が発電する電力は東北電力に全量売電し、県では年間850万円程度の売電収入を見込んでいる。