2015/01/05 ニュース
特種東海製紙、発電設備建設中の工場で火災
 特種東海製紙は1月5日、昨年12月31日午前5時53分頃、島田工場(静岡県島田市)で火災が発生したと発表した。発生したのは同工場の木質チップ貯蔵庫と周辺設備付近で、1月 3日には下火になった模様。同社は消火活動を継続中だが、現時点では約4300tの木質チップ(簿価約8000万円程度)と、チップの貯蔵庫など(取得価額約35億円、簿価約5億円)が焼失したと見られる。同工場では昨年から、約80億円を投じて蒸気発生量100t/時、発電出力22.7MWのバイオマス発電設備を建設している。発電設備の稼動予定は平成28年10月で、焼失したのはこの発電設備用に用意されたバイオマス燃料が含まれている可能性がある。