資源エネルギー庁は昨年12月26日、経済産業省が「長期エネルギー需給見通し小委員会」を設置すると発表した。第4次エネルギー基本計画に沿って長期的なエネルギー需給の見通しを検討するためで、小委員会の下に発電コストを試算する「発電コスト検証ワーキンググループ」も設ける。
小委員会は、現実的でバランスの取れた将来のエネルギー需給構造などを検討する。ワーキンググループは、電源毎の発電コストなどを過去の検証結果や最新のデータなどから試算する。小委員会小委員長には坂根正弘・小松製作所相談役が、委員には柏木孝夫・東京工業大学特命教授ら13名が就任する。ワーキンググループの座長には柏木特命教授が就任し、委員には植田和弘・京都大学大学院経済学研究科教授・研究科長ら6名が就く。