2013/03/18 ニュース
富山県で14か所目、農業用水利用の小水力発電設備が完成

 

 富山県と小矢部川上流用水土地改良区が平成23年度から整備を進めていた小水力発電設備が3月16日に完成し、同日に竣工式が石井隆一・富山県知事、田中幹夫・南砺市長などが列席して開催された。この設備は最大出力520kWで、南砺市殿地内(山田新田用水発電所敷地内)に総事業費6億1700万円をかけて整備されたもの。
 
 農業用水路の空き容量を利用して発電する横軸フランシス水車で、有効落差は25.2m。年間供給電力量は257万kWhという。また1428tのCO2削減も見込まれている。県内の農業用水を利用した小水力発電所は、昨年9月から稼働しているものも含め13か所が稼働しており、これが14か所目となる。