2013/03/18 ニュース
総合海洋政策本部、洋上風力・波力などの実証フィールドを公募

 

 内閣官房総合海洋政策本部事務局は、洋上風力や波力などの海洋再生可能エネルギーの実証実験海域を提供する実証フィールドを公募している。第一次募集は平成26年2月28日まで応募を受け付け、実証フィールドの整備で民間の参入意欲の向上、関連産業の集積による地域経済活性化などを図る。
 
 対象となる海洋再生可能エネルギーの種類と応募条件は、浮体式洋上風力(高さ80mの風速で7m/秒が年間3か月以上)、波力(有義波高で月平均値が1.5m以上の月が年間3か月以上)、潮流(最大流速(大潮時)が1.5m/秒以上)、海洋温度差(深層と表層の温度差が月平均20℃以上の月が年間3か月以上)、海流(平均流速が1m/秒以上)の5種類。10年間以上の海域占用が可能で、実証フィールドにした時に、利用者が複数見込まれる可能性があることなども条件。 サブステーションから近隣の電源系統に連系できることも重視する。応募は基本的には都道府県が行うが、自治体の許可を受けた民間事業者も参加できる。