2014/12/10 ニュース
神鋼グループ、日本自動車研究所と二次電池の評価試験で協働
 神戸製鋼所とその完全子会社のコベルコ科研は12月8日、コベルコ科研が日本自動車研究所(JARI)と11月1日付で相互協力契約を締結したと発表した。協力分野は二次電池の開発と、協定規則R100.02 Part2の評価項目に対応する二次電池の安全性評価事業。今回の協働で、両社は自動車用二次電池の安全性評価試験を国内で初めて一括受託できるようになるとしている。
 
 コベルコ科研は二次電池分野の評価、分析技術などでサービスを提供しており、JARIは自動車全般の評価技術と設備を持つ。両者が協力して、11月から協定規則R100.02 Part2で要求される全評価試験項目を設備を相互に補完しながら一括受託する。コベルコ科研は関西、JARIは関東が本拠地で供試電池のハンドリング、立合い試験などでも地理的利便性が向上するという。