北海道ガスは10月10日、停電時でもエネファームを自立起動して発電させるオプションユニット「FC-BSD1S・FC-BSD2S」を発売する。容量750Wの燃料電池と、500Wのリチウムイオン蓄電池を装備しており、1000Whの蓄電容量を持つ。最大使用電力量は約1200Wで、希望小売価格は61万5000円。
FC-BSD1SとFC-BSD2Sは、自立起動に必要な電気を貯める蓄電池を内蔵した「自立起動用電源ユニット」と、電力の供給先を通常時の分電盤から停電時使用可能コンセントに自動で切り替える「自立起動用切替ユニット」で構成される。停電時、エネファームが停止している時も、蓄電した電気で自立起動し発電できる。両機種を使用した場合、使用電力が700W以下であれば最長で連続約4日間、電力を使用できる。都市ガスや水道が使用できず、エネファームが運転できなくても、自立起動用電源ユニットに蓄電した電力を最大で500W使用できる。太陽光発電設備と接続すれば、太陽光発電の電力も蓄電できるため、より長時間電力が使用できるという。