2014/10/01 ニュース
三井グループほか、太陽光・風力のハイブリッド発電所を竣工
 三井化学、三井物産、シーテックなど8社は10月1日、平成24年11月から建設していた太陽光・風力のハイブリッド発電所「たはらソーラー・ウインド発電所」(愛知県田原市)を竣工し、稼働した。同発電所は6月から試運転を行っており、10月8日に竣工式典を行う。発電能力は太陽光が50MW(パワーコンディショナー35MW)、風力は6MW(2MW型機×3基)。発電した電力は中部電力に売電する。
 
 年間発電量は約6万7500MWh(太陽光・風力の合計)で、CO2削減効果は約3万2000t/年のと、約230万本の杉の木のCO2 吸収量に相当するという。太陽光発電パネルは単結晶シリコン(26MW)、多結晶シリコン(20MW)、化合物系(4MW)と異なる種類を組み合わせて使用した。同発電所は太陽光と風力を組み合わせているため、気候変動の影響を受けにくいという。また、遠隔監視システムで各発電状況データの収集・分析を行うなど、設備の実証実験も同時に行う。さらに、田原市内の小・中・高等学校が環境学習の場に活用する。上記3社のほかに発電所建設に参画したのは▽東亞合成、▽東芝、▽東レ、▽三井造船、▽トランスバリュー信託、の5社。