日立造船は9月24日、アイルランドで初実績となるごみ焼却発電設備の建設工事をターンキー契約で受注したと発表した。受注したのは同社のスイスの子会社Hitachi Zosen Inova AG(HZI)で、発注者はCovanta Europe Engineering Ltd.(Covanta)。平成29年8月の竣工を目指す。
受注した設備はストーカ式焼却炉(処理能力840t/日×2炉、発電出力約6万8800kW)で、発電設備は一般家庭約8万世帯分の年間電力消費量を賄えるという。発注者のCovantaは、ダブリン市など4自治体が組織する特別目的事業体、Dublin Waste to Energy LimitedからPPP方式で設備建設を請け負っている。