トーエルはこのほど、創立50周年を記念して社史「株式会社トーエル 50年の歩み」を刊行した。 同社はLPガス事業から次第にピュアウォーター事業などに業容を拡大。また、LPガス発電や太陽光発電とそのハイブリッド化を進め、試験的に水力発電の研究にも着手するなど分散型電源に対する取り組みも本格化させている。厚木工場では、容器内の残存LPガスでマイクロガスタービンを回し、事務所の電力に活用。年平均で消費電力の60%以上をこのシステムで賄っている。CO2発生量も約10%低減しているという。
主力事業では、LPガス事業で24時間365日、150台の無線サービスカーで不時のガス切れ、ガス漏れ、緊急修理に対応するTASKシステムを運用中。コールセンターがGPSシステムで各作業車の位置とスケジュールを把握し、顧客に直近の作業者を短時間で急行させる。さらに東日本大震災などの影響でピュアウォーター事業は需要増を記録した。さらに物流環境の負荷などに配慮し、ガスやピュアウォーターの配送車など営業車にLPガス車を多く採用している。社史はA4判の全120ページで、創業者稲永修会長と会社の社史、最近の売上・営業利益の状況、各事業の紹介などで構成されている。