東北電力は7月31日、グループ企業の東星興業が山形県小国町に水力発電設備「玉川第二発電所」を建設すると発表した。同社の15か所目の水力発電所となり、出力は1万4200kW、最大使用水量は25.0立法m/秒。平成28年6月に着工し、営業運転開始は平成31年9月を予定している。
建設予定地の荒川水系玉川には、東星興業が玉川発電所(出力1万200kW)と、同社グループの東北水力地熱が長者原発電所(1万2400kW)をそれぞれ運営している。玉川は河川流量が豊富で、河川勾配が大きく水力発電に適している。一方、同社は東星興業を存続会社に再生可能エネルギー発電事業を一元化する予定で、平成27年7月にグループ企業を再編し新会社を設立する。今回の案件はこれらの状況を踏まえて決定したもので、新会社として初の新規開発案件となる。