2014/05/21 ニュース
山口県、初のFIT制度適用の小水力設備を稼働
 山口県は5月19日、萩市川上で設置していた小水力発電設備「相原発電所(小水力発電所)」の竣工式を開催した。県営施設としては初のFIT制度を適用する設備で、1億3500万円をかけて竣工した。 発電する電力は34円/kWh(税抜価格)で中国電力に売電する。
 
 同発電所は相原ダムから取水し水車を回転して発電する。最大出力は82kW、使用水量は最大で3.20立法m/秒、年間発電量は328MWhとなっている。県は、県営ダムなど既存施設で利用されていない落差の有効活用を検討し、採算性の見込める地点は小水力発電のモデル施設として開発することを決定。その第1弾として今回の設備を竣工させた。