経済産業省は3月25日、FIT制度に基づき、再生可能エネルギー発電事業の新規参入者向け買取価格と賦課金額を決定した。7日に開催した電力の調達価格などを審議する調達価格等算定委員会の審議に基づき決定した。買取価格は同委員会の意見書とほぼ変わらない。
新年度からの新規事業者向け買取価格は、事業用太陽光発電（出力10kW以上）が32円/kW、住宅用(10kW未満)は37円/kWに決まった。今回、買取価格区分が新設された洋上風力は36円/kW、陸上風力は22円に設定。中小水力では、出力200kW以下の場合34円（設備新設の場合）、200kW以上1000kW未満は29円（同）、1000kW以上3万kW未満の場合は24円となった。その他の再生可能エネルギーと電力の買取期間は、意見書通りに据え置いた。
