資源エネルギー庁は3月20日、平成25年12月末時点での再生可能エネルギー発電設備導入量調査結果を公表した。調査概要によると、12月末までの再生可能エネルギー発電設備導入量は、累計で704万4000kWと700万kWを超えた。依然、太陽光発電設備が導入量全体を牽引する傾向が続いており、同庁はこの傾向を「順調に継続」と評価している。
4月~12月末までの累計導入量推移は、住宅用太陽光発電設備が104万7000kW、非住宅用が412万5000kW。風力は1万1000kWと今回1万kW台に乗り、中小水力は前月と変わらず3000kW、木質系などバイオマスは8万9000kWとなった。地熱の導入は12月も前月同様見られなかった。平成24年7月(FIT制度施行開始)からの設備認定容量は、住宅用太陽光が225万7000kW、非住宅用が2612万4000kW、風力は95万6000kW、中小水力は24万4000kW、バイオマスは71万6000kW、地熱は1万3000kWとなり、エネルギー全種の合計は3031万1000kWだった。
12月末での都道府県別設備認定件数では、最も導入件数が多かった県は前月同様愛知県(4万9247件)で、最も少なかった県は秋田県(1879件)だった。認定出力ベースで見ると、最も合計出力が大きかったのは北海道(249万2298kW)で、最も小さかったのは福井県(5万5194kW)と、この結果も前月と変わらなかった。