2014/03/17 ニュース
愛知県、電力政策パッケージでコージェネなど整備
 愛知県電力・エネルギー対策本部は3月17日、電力・エネルギー対策本部会議で平成26年度版の「電力・エネルギー政策パッケージ」を策定したと発表した。災害などのエネルギーリスクに強く、持続可能な分散型エネルギーシステムの構築・発展を目指すもの。パッケージでは、▽必要なエネルギーを賢く使う「スマート省エネ」の社会づくり、▽地域資源を総動員する多様なエネルギーづくり、▽エネルギー対策の総合的な推進並びに研究開発及び産業化の推進、を柱に据えている。
 
 パッケージ中、来年度に実施する再生可能エネルギーの新規施策として、「犬山浄水場でのメガソーラー整備を含むPFI事業の推進」、「東三河地域再生可能エネルギー導入加速化事業」が盛り込まれた。犬山浄水場での新規事業は、同浄水場に天然ガス焚のコージェネレーション設備(出力3000kW)、大規模太陽光発電設備(2500kW)をPFI事業で実施している尾張地域の浄水場排水処理に組み込むもの。両設備は平成27年度に着工する予定。東三河地域再生可能エネルギー導入加速化事業は、緊急雇用創出事業基金を活用し、東三河地域で太陽光発電事業の屋根貸し候補施設を調査。平行して、市民ファンドのスキーム立案、再生可能エネルギー導入事業のための指導助言を行うサポートデスクを設置・運営するもの。このほか、次世代自動車向けインフラの整備推進も実施し、平成32年度末までに1000基の充電器を県内に新設する。