ヨネックス(東京都文京区)はこのほど、風力発電用ブレード製造・販売事業に参入した。参入第一弾として、4月に長岡技術科学大学、産業技術総合研究所と共同開発した風力発電用ブレード「YW-100」を発売する。価格は1枚8万円。
同社は今まで培ってきたラケット、ゴルフ、スノーボードでのカーボン加工技術を応用できるとして、風力発電分野への参入を決めた。YW-100は、風向きに関係なく1.5m/秒程度の低風速でも発電し、耐久性の高い垂直軸型構造となっている。ブレード重量は中空構造のため1枚2.5kgと軽く、サイズは1510×300×60mm。開発・製造・販売は新潟県長岡市の新潟生産本部で行う。同社は平成27年度までに2000万円の売り上げを確保したい意向。