ローム、アクアフェアリー、京都大学などは1月9日、新型の固体水素型燃料電池システムの推進組織「京都燃料電池アライアンス」を結成した。同日に京都市成長産業創造センター(京都市)でキックオフミーティングを開催、水素化カルシウムを固体水素源に利用する燃料電池の実用化、普及を促進する。アライアンスは、年度内の法人化を視野に入れ活動を進めていく。
アライアンスの活動は、▽製品の規格化、▽技術の国際標準化、▽特許戦略など新技術の確保、▽安全性の確保、▽ユーザーからの意見の反映、などを目的に進める。ステアリングコミッティは平尾一之・京都大学工学研究科教授、神澤公・ローム研究開発本部副本部長、相澤幹雄・アクアフェアリー代表取締役社長ら5名で構成する。開発活動には東洋製罐、東洋エアゾール工業など計16社が参加。これに京都府、秋田県産業技術センターなど自治体・研究機関6団体(参加予定含む)が参加する。