東京都環境局はこのほど、城南島のスーパーエコタウンで新たな廃棄物処理・リサイクル事業を行う事業者2社を決定した。今回はバイオガス発電を行うアルフォと建設汚泥などを建設資材にリサイクルする成友興業が選出された。
今回は7社が事業提案を提出しており、アルフォの他にも食品廃棄物を燃料とするバイオガス発電施設を設置・運営する提案が見られたという。アルフォの提案は、食品廃棄物を家畜用の飼料原料に再利用し、処理過程で発生するごみ・厨芥汁をメタン発酵してバイオガスを発生。そのバイオガスを燃料に発電する発電施設を併設するもの。食品廃棄物の受け入れ量は日量140tで、施設面積は約0.61ha。都はアルフォの提案を、「エネルギーの有効利用、埋立処分量の削減など、廃棄物問題の解決に大いに貢献する内容」と高く評価し、事業者として選定した。