2013/11/25 ニュース
高効率燃料電池システムを国内初導入 ブルームエナジー
 ブルームエナジージャパン(東京都港区)は、業務用・産業用の燃料電池発電システム「Bloomエナジーサーバー」の1号機を福岡市内の超高層オフィスビル、「M-TOWER」に設置し、11月25日に商業運転を始めた。Bloomエナジーサーバーの設置と稼働開始は、ブルームエナジー本社(米カリフォルニア州サニーヴェイル)のある米国以外では今回が初めてとなる。
 
 Bloomエナジーサーバーは都市ガスやバイオガスが燃料の固体酸化物形燃料電池。今回導入した機種は、出力規模約200kW、発電効率60%以上のもの。今回の導入で、M-TOWER全体の電力需要の約75%を賄えるという。M-TOWERのオーナー、孫正義・ソフトバンクグループ代表は今回の導入で『Bloomエナジーサーバー』の国内1号機運転開始を心よりうれしく思う。クリーンで安定した分散型のベース電源による電力提供は、今後日本の企業や自治体に安定した電力調達の選択肢の1つとなると確信している」とコメントした。またKRシュリダー・ブルームエナジー共同創設者兼CEOは「今回の導入は、ブルームエナジーとソフトバンクグループとの初の共同プロジェクトというだけでなく、世界中の人々にクリーン・安定的・安心安全な電力供給を目指す我々の第一歩となった」と述べた。