2012/12/18 ニュース
今年は、17万8千人が来場~環境展示会「エコプロダクツ2012」

「The Greener,The Smarter~もっとグリーンに、もっとスマートにーえらぼう未来を」をテーマに日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2012」(主催(社)産業環境管理協会、日本経済新聞社)は、東京都江東区の東京ビッグサイト・東展示棟で12月13日~15日の会期で開催された。

 

1999年にスタートした「エコプロダクツ」も今回で14回目を迎えた。環境意識の高まりとともに年々開催内容を拡大し、開始当初の3倍以上の規模に成長している。今年は 711の企業・団体によって1735ブースが出展し、まさに日本最大級の環境展示会といえる。また、企業ともに大学などの研究・教育機関、NPO・NGOも多数参加しており、今年度は、小学校・中学校・高校などからもブースが出展された。また、主催者サイドからは、子供の頃に「エコプロダクツ」展を見学した人が成長して出展企業の担当者になった、などのエピソードも聞かれた。
 

 

   

 

開催初日に開かれた記者説明会で、実行委員長を務める東京大学の山本良一名誉教授は「今年6月のリオ+20と、先日終わったばかりのCOP18ですが、 一口に言って人類が直面している危機について抜本的解決を先送りにしたという印象です。しかし、環境破壊の進行、とくに地球温暖化は人類の都合を待ってくれません。それが今年、日本の爆弾低気圧や筑波での竜巻、北部九州の豪雨などで明らかになり、次は大寒波が来るといわれています。この地球温暖化に立ち向かうため、我々は環境技術革新と環境改良型製品を普及させる“グリーン経済”の実現が必要であると考えています」と語り、「そこでエコプロダクツ展では、エコな製品やサービスを紹介し、情報を共有することでグリーンな購入、倫理的な購入、この2つを合わせた“エチカル購入”によって問題を解決していこうと考えています」と、この展示会の趣旨について説明した。


 

主催者サイドから発表された来場者数は以下の通り。

12月13日(木) 天気:晴れ 来場者数:60,960人(昨年初日来場者数 60,231人)

12月14日(金) 天気:晴れ 来場者数:68,290人(昨年 2日目来場者数 69,444人)

12月15日(土)天気:くもりのち雨 来場者数:49,251人(昨年 3日目来場者数 51,812人)

総来場者数:178,501人

(昨年総来場者数 181,487人)