2013/10/11 ニュース
日立造船、倉敷市でごみ焼却炉設備改良を167億円で受注
 日立造船はこのほど、岡山県倉敷市から倉敷市の水島清掃工場基幹的設備改良整備運営事業を167億円で受注した。同時に、21年間の同工場の運営も受託した。今回の案件は、環境省の循環型社会形成推進交付金事業(交付率は半額)として実施される。
 
 水島清掃工場(ストーカ式焼却炉、処理能力150t/日×2炉)は稼働後約20年が経過しており、設備が経年劣化していた。今回の案件は基幹的設備を更新し、今後20年以上の稼働を見越した延命化を図るもの。蒸気タービン発電機などは交換し、発電能力を1900kWから3400kWに引き上げる。また、燃焼装置や各種機器類を高効率化させ、省電力化を図る。同時に現状より20%以上CO2排出量を削減。環境負荷の低下も図る。設計・建設業務は今年10月~平成29年3月の予定で実施する。同工場は平成26年年3月まで8年9か月間の管理運営業務を同社が受託しており、引き続き今後21年間管理運営業務を継続する。