大阪ガスは、京セラドーム大阪(大阪市西区)に隣接する再開発エリアにおいて、現在建設中の「イオン」、「LIXILビバ」、建設を開始する情報発信拠点「hu+gMUSEUM(ハグミュージアム)」と既存の熱供給施設を組み合わせ、『スマートエネルギーネットワーク』を岩崎地区に構築すると発表した。地区内で熱と電力を情報通信技術によって最適制御することにより、省エネルギーとエネルギーセキュリティ向上を実現する。
大阪・岩崎地区『スマートエネルギーネットワーク』システム
今回の『スマートエネルギーネットワーク』では、岩崎地区の熱供給事業の供給先に、「hu+gMUSEUM」の他、新たに岩崎地区に立地する「イオン」、「LIXILビバ」を加え、それぞれに設置予定の「コージェネ」や「hu+gMUSEUM」に導入する「太陽熱パネル」から供給される熱を地区内で相互融通する。
また、電力供給については、100%子会社であるクリエイティブテクノソリューションが特定電気事業者として既存の「岩崎コンピューターセンタービル」(「ICCビル」)内に設置された「コージェネ」(4,000kW)で発電した電力に、系統電力を加えて、「LIXILビバ」、 「hu+gMUSEUM」、当社関連施設である「ドームシティガスビル」「ICCビル」「岩崎エネルギーセンター」の5施設に供給。
さらに、電力マネジメントシステムによって、供給先の電力需要、「hu+gMUSEUM」に設置された太陽光発電の発電状況に応じて「hu+gMUSEUM」や「ICCビル」の「コージェネ」などを制御することで、電力供給の最適化を実現する。
「hu+gMUSEUM」は天然ガスおよび家庭用ガス機器・サービス、業務用ガス厨房機器、住まい・食の最新の情報を発信する施設で、11月29日に起工式、平成26年3月のオープンを目指している。