2013/08/26 ニュース
シーメンスほか、環境配慮型の世界都市29候補を選定
 シーメンスとC40世界大都市気候先導グループ(C40)はこのほど、両者が選考中の大都市気候リーダーシップ賞で最終選考の候補を29都市に絞り込んだ。受賞都市はロンドンにあるサステナビリティーセンター「クリスタル」で9月4日に発表される。
 
 両者が設立した大都市気候リーダーシップ賞は、グリーンエネルギーの利活用など10部門で構成される気候変動について先導的な活動を行うC40の加盟都市を表彰するもの。都市交通、廃棄物処理、持続可能なコミュニティなどを表彰する5部門はC40加盟都市のみが対象となっている。その他の部門は、C40加盟都市とシーメンスとエコノミスト・インテリジェンス・ユニットの調査プロジェクト「グリーン・シティ・インデックス」内の120都市から選ばれる。最終選考に残っているのは、アフリカ(2都市)、欧州(10都市)、北米(5都市)、アジア・オセアニア(7都市)、南米(5都市)の計29都市。この中には東京、ミュンヘン、ロンドンなどが含まれている。
 
 表彰式は9月4日に初開催され、9月5日には世界各都市の市長、都市計画立案者、都市持続性などが気候変動やサステナビリティの課題を議論する予定。9月6日にはシーメンスを含むC40の都市計画と効果測定イニシアチブのパートナーとのワークショップが開催される。同社によると、今回のワークショップは初めての試みであるという。