コージェネレーション・エネルギー高度利用センターは、会員企業全社(139社・6月時点)を対象とした調査から昨年度のコージェネレーション導入実績を集計した。日本ガス協会が先日発表したものとは別の統計で、昨年度は同センターの集計によると新設設備(全燃料、家庭用を除く)の導入状況は37万9000kW(前年度比251%増)、設置台数は938台(90%増)と伸長した。家庭用以外の民生用は718台・5万kW、産業用は220台・32万9000kWとなった。
昨年度末(平成25年3月末)での累計設置容量は985万2000kWで、民生用は1万98代・206万kW、産業用は4325台・7779万2000kWと平成23年度末に比べ22万7000kW増加した。累計設置台数は1万4423台で730台増加。燃料別にみると天然ガス焚きが8997台・514万2000kWと最も多く、次いで石油焚きが4286台・321万4000kW、LPガス焚きは最も少なく676台・42万9000kWにとどまっている。機種別ではガスエンジンが導入台数では最多で8911台・261万6000kW、ガスタービンは発電容量で最大となり1298台・425万4000kW、ディーゼルエンジンが4116台・283万2000kWとなっている。